妊娠後期に入ったら、出産の準備(身体の準備&心の準備)も始めていきましょう。
今、妊娠している人も、これから妊娠するかもしれない人にも役立ってもらえれば嬉しいです。
nanaの体験談から基づいた出産の流れをご紹介します。
分娩第2期の流れ
陣痛室から分娩室へと移動をし、いよいよお産が始まります。
待ちに待った赤ちゃんとの対面ももう間もなくです。
分娩の進み方、子宮収縮、呼吸法、過ごし方などをお伝えします。
子宮の収縮
1~2分間隔の陣痛が40~60秒続きます。痛みでいきみたくなるところですが、医師・助産師の指示でいきむ・いきまないようにしましょう。赤ちゃんを誕生させるときの呼吸法は2種類です。
吐き続けるよう指示された時
陣痛が来たら深呼吸をします。そして陣痛の強さに合わせて吐きながらいきみます。
それを陣痛の間繰り返します。
そしてまた深呼吸をします。
いきむよう指示された時
深呼吸をし、一番痛い時に大きく息を吸います。
しっかり口を閉じ、長くいきみます。
息を吐いたら、大きく深呼吸しましょう。
合図で行う短い呼吸もあります。
最後の最後の瞬間、赤ちゃんがいよいよ産まれるときの呼吸法です。
短息呼吸
合図で力を抜きます。
そして両手を胸に置いて「ハッハッハッ」と短く呼吸、または「フーフーフー」とろうそく吹きをしているように呼吸をします。
分娩の流れ
排臨
膣口(赤ちゃんの出口)から陣痛の波に合わせて、赤ちゃんの頭が見えたり隠れたりします。
発露
陣痛やいきみに関係なく、膣口から赤ちゃんの頭が見えたままの状態になります。
赤ちゃん誕生
赤ちゃんの頭が出て、肩→お腹→足と、スルリと出てきます。
過ごし方
もうすぐ赤ちゃんと対面
分娩室に入ったら、赤ちゃんと対面できるのはもうすぐです。
陣痛の合間にお産の進み具合を聞いたり、立ち会いのパパと呼吸法を確かめましょう。
赤ちゃんに会えるまで、落ち着いて呼吸法
ついに赤ちゃんが産まれます。でもその一瞬まで赤ちゃんが苦しまずにすむよう、医師・助産師の声かけに合わせて呼吸法を続けましょう。
「赤ちゃんだよ!」の声を聞いて誕生の瞬間を目に焼き付けましょう。
処置・検査
分娩監視装置
点滴をする
緊急時に備えたもので、促進剤などではありません。
導尿をする
膀胱をカラにして産道を広くします。
必要時会陰切開
必要であれば局所麻酔で行います。
その他
必要に応じて鉗子分娩などを行います。
分娩第2期はお産の大きな山場となります。
陣痛もひどくなり一番大変となりますが、ここを乗り切ればいよいよ赤ちゃんとの対面です。
辛いのはママだけではなく、狭い産道を通って下りてくる赤ちゃんも一緒です。
可愛い赤ちゃんを思い浮かべて乗り切りましょう。