秋が近づくと雑貨屋さんもスーパーも秋の紅葉の装飾とともに、最近はハロウィンにちなんだ商品が目につくようになりましたね(*^^*)。
私は元英語講師でカナダでの滞在経験もあるので、ハロウィンはとても馴染み深い行事の1つとなっています♪
コウモリや黒猫、吸血鬼のマントやドクロの飾りなど、たくさんのハロウィン商品がありますが、1番に目を引くのはオレンジで型どられたかぼちゃのお化けではないでしょうか。
あのかぼちゃのお化けには名前があるのをご存知ですか?
そして日本では見かけないあの大きなかぼちゃって、なんていう種類なのでしょうか?
実際、私はかぼちゃのお化けの名前は知っていたのですが、その由来やかぼちゃの種類などについてはわからなかったので、将来幼い娘たちから聞かれても自信を持って答えられるよう、調べてみました♪
ハロウィンの起源ってなあに?
ハロウィンで使うかぼちゃのおばけの名前や由来をお伝えする前に、ハロウィンの起源について知っておくとより理解が深まります。
ハロウィンの起源は、古来ヨーロッパのケルト人のお祭りに遡るようです。
古代ケルト人は1年の終わり「大晦日」を10月31日としていて、その日は日本のお盆の時期のようにご先祖様の霊が家族に会いに来る日と言われていたそうです(*^^*)。
ただ、良い霊ばかりが帰ってくるわけではなく・・・。
悪い霊も一緒にやってきては作物を荒らしたり、幼い子どもを連れ去ったりと悪さをするので、「悪霊退散!」の願いを込めて秋の収穫祭を行うようになったとのことです。
やがてケルト人が行っていたこのお祭りが彼らのキリスト教化とともにキリスト教と融合し、キリスト教の祝日である「万聖節(11月1日)」の前日「All Hallows eve(オール・ハロウズ・イブ)」から「Halloween(ハロウィン)」となったようです。
それでは、ハロウィンで使うかぼちゃのおばけの名前と由来についてお知らせします♪
かぼちゃのおばけの名前と由来は?
古代ケルト人が収穫祭を行っていた頃、悪霊に悪さをされないために魔除けの意味を込めて焚き火を焚いたり、仮装をして悪霊に子どもを連れ去られないようにしたといいます。
「カブ」をくり抜き、それを「ランタン(提灯)」に仕立てていたものが、アメリカに伝わるとアメリカでたくさん生産されていた「かぼちゃ」に代わり、かぼちゃのおばけとなったようです。
かぼちゃのおばけの名前について
アメリカで「かぼちゃのおばけ」となったところに、アイルランドに昔から伝わる昔話の「ジャック」という人の伝説が合わさって、「Jack-o’-lantern(ジャック・オー・ランタン)」という名前がついたみたいです(*^^*)。
「ジャコランタン」と聞こえたりもしますが、正確には「ジャック・オー・ランタン」。
これを日本語に訳すと、「ジャック(人の名前)の提灯」でしょうか。
なぜこの名前がついたのでしょうか?
そこには悲しくも恐ろしい「ジャック」の伝説がありました。
それでは、アイルランドの昔話「ジャックの伝説」から、名前の由来について紹介します♪
「ジャック・オー・ランタン」の由来について
その昔、「ジャック」というずる賢い男がいて、ハロウィンの夜に悪魔に魂を取られそうになります。
しかし持ち前のずる賢さから悪魔をうまく騙して、魂をとられないように悪魔に約束させました。
それから何年も過ぎ、やがて年を老いたジャックは亡くなります。
生前ジャックは悪さばかりしていたため、天国には行くことができず、地獄の門を叩くことになります。
そこにはあのときの悪魔がいて、「ジャックの魂を取らない。」と約束をしていたため、地獄からもジャックを追い返します。
途方にくれたジャックはそばにあった「カブ」をくり抜き、悪魔が投げつけた地獄の鬼火をそこに灯して提灯にして、今もあの世とこの世をさまよい続けているようです・・・。
なんて恐ろしく、そして悲しい伝説なのでしょうか・・・(涙)。
それから「ジャックの提灯」は魔除けの意味を持つようになったとのことです。
そしてこの伝説から、現在ではかぼちゃに恐ろしい顔をくり抜き、玄関や部屋の窓辺に飾ることで魔除けになるとされているようです。
実際に私もカナダに滞在中、あちこちの家の玄関に大きなかぼちゃをくり抜いた「ジャック・オー・ランタン」が飾ってあり、夜になると中に明かりを灯して提灯にしていたのを見かけました。
それでは、「ジャック・オー・ランタン」に使われている大きなかぼちゃの種類についてお知らせします♪
ハロウィンで使うかぼちゃの種類ってなあに?
「ジャック・オー・ランタン」に使われるかぼちゃの種類って気になりませんか?
花屋さんやスーパーなどでは、秋になるとハロウィン用にあまり普段は見かけない「オレンジ色のかぼちゃ」を見かけるようになりましたね(*^^*)。
サイズもこぶりで手のひらの上に乗りそうな可愛らしいものから、インテリアに良さそうな中位のもの、そしてとても持ち上げられそうもない大きなものまで、様々ですよね。
形も日本で一般的に見かけるものとは違ってタテに長く感じるのは私だけでしょうか。
実は日本で広く食べられている緑色のかぼちゃは英訳すると「squash(スクワッシュ)」と言います。
よく使われている「pumpkin(パンプキン)」はハロウィンで使われているような皮がオレンジ色のかぼちゃのことなんです。
びっくりしますよね、「スクワッシュ」なんて初耳という方もいると思いますが・・・。
それではハロウィンで使われているかぼちゃ「パンプキン」の種類についてお知らせします。
かぼちゃの種類は1つではなく、用途によって主に6つのかぼちゃが使われているんですよ。
小型のもの(~300gぐらい)
小型のものは主に2種類あります。
- プッチーニ
- ペポかぼちゃ(おもちゃかぼちゃ)
中型のもの(2kg~20kgぐらい)
中型のものは主に3種類あります。
- ベビーパム
- ハロウィンかぼちゃ
- 紅かぼちゃ(サンシャイン)
大型のもの(100kg以上)
大型のものも主に1つあります。
- アトランティックジャイアント
メジャーなものはこれくらいのようですが、まだ色々な種類があるそうです。
中型のものでも20kg近い重さのものもあるとは驚きました!
自分で「ジャック・オー・ランタン」をいざ作ろうと思うとさすがに小型のものの方が私には向いてそうです(#^^#)。
今回はハロウィンで使うかぼちゃのおばけの名前と由来、かぼちゃの種類についてお知らせしました♪
かぼちゃのおばけの名前は「ジャック・オー・ランタン」(ジャックの提灯)、アイルランドの昔話「ジャックの伝説」から由来しています。
ハロウィンで使われているかぼちゃは、飾る場所によって異なり、主に6種類あるようです。
「ジャックの伝説」は少し怖いお話ですが、「ハロウィン」や「ジャック・オー・ランタン」についても詳しくなれたので、娘たちにも自身を持って説明できそうです♪