nanaは36歳のとき、新型出生前診断(NIPT)を名古屋市立大学病院で受けた経験があります。

これから妊娠する人、新型出生前診断(NIPT)を考えている人に少しでも役立ってもらえれば嬉しいです。

ここでは、新型出生前診断(NIPT)を受けるかどうか夫と悩んだことをお伝えします。

高齢妊娠の悩み

nanaが新型出生前診断(NIPT)を受けるかどうか悩んでいたのは、36歳のとき。

日本産婦人科医会によると35歳以上での初めての妊娠は高齢妊娠、35歳以上での初めての出産は高齢出産と定義されています。
 

日本産婦人科医会の公式サイトには以下のようにダウン症(21トリソミー)の頻度が記載されています。

ここでの年齢は妊婦さんのものです。

  • 20歳:1,667人に1人
  • 25歳:1,250人に1人
  • 30歳:952人に1人
  • 35歳:385人に1人
  • 37歳:243人に1人
  • 39歳:147人に1人
  • 41歳:86人に1人
  • 43歳:50人に1人
  • 45歳:29人に1人

 

20歳でも1,667人に1人の確率でダウン症の赤ちゃんが生まれるので、「ママが若いからダウン症の赤ちゃんが産まれない」という訳ではなく、あくまでも「若ければダウン症の赤ちゃんが産まれる確率が低くなる」というだけです。

ダウン症の赤ちゃんが生まれたとしても、妊娠中にママが何か悪いことをしたというわけではありません。

赤ちゃんの染色体異常は誰にでも起こり得るのです。

20歳代の妊娠だったら・・・

nanaは36歳で新型出生前診断(NIPT)を受けましたが、もし20歳代で妊娠していたら「ダウン症の赤ちゃんが生まれるかも」という考えがなく、新型出生前診断(NIPT)を受けなかったと思います。

まだまだ若い35歳

晩婚化が進み、今の35歳はまだまだ若い(とnanaも信じています)ので、高齢出産が当たり前になってきました。

nanaは健康マニアなので、妊娠前から健康には気を付けています。

しかし、日本産婦人科医会の「35歳は385人に1人の割合でダウン症の赤ちゃんが産まれてくる」という事実を知ってしまったため、妊娠しても常に不安と隣り合わせでした。
 

妊娠期間を安心して過ごすために

nanaの妊娠がわかったのは妊娠2か月のときだったので、出産までは約8か月あります。

普段はnanaも夫もポジティブ思考なのですが、おなかの中の赤ちゃんのことになると「染色体異常があったらどうしよう・・・」とずっと不安になっていました。

「このままでは不安に押しつぶされてしまう」と感じ、夫と相談して新型出生前診断(NIPT)を受けることにしました。

新型出生前診断(NIPT)についての考え方

新型出生前診断(NIPT)について、夫とは 「もしおなかの中の赤ちゃんに染色体異常があったら・・・」と考えるのではなく、「きっと大丈夫だから、念のため新型出生前診断(NIPT)を受けて、大丈夫なことを確認しよう。そうすれば出産まで楽しく過ごせる」という考え方にするようにしていました。

もし赤ちゃんに染色体異常があったら

「もし染色体異常があったらどうするか?」ということを考えることは非常に重要なことです。

染色体異常があったら選択は2つです。「そのまま生む」か「中絶する」です。

夫からのアドバイスでnanaは何も考えないことにしました。

あくまでも「妊娠期間を楽しく過ごすために念のため確認する」ということだけを考えました。

そうしないと不安に押しつぶされてしまいそうだったからです。

nanaが不安ばかりを感じていたら、おなかの中の赤ちゃんにもきっと良くありません。

nanaの代わりに夫が「もし染色体異常があったら」を常に考えてくれていたみたいです。