nanaは36歳のとき、新型出生前診断(NIPT)を名古屋市立大学病院で受けた経験があります。

ここでは、名古屋市立大学病院で新型出生前診断(NIPT)に関するカウンセリングを受けた体験談をお伝えします。

名古屋市立大学病院の初診の受付

名古屋市立大学病院に新型出生前診断(NIPT)について電話をしてから2日後、夫と一緒に名古屋市立大学病院に向かいました。

名古屋市立大学病院
 

nanaは名古屋市立大学病院での受診は初めてだったため、外来診療棟の1階にある受付で診察券の発行をしました。

1階にある受付-名古屋市立大学病院
 

その後、3階にある受付で氏名、住所、紹介状の有無などを答える問診票を記入して提出しました。
 
■1回目の受診日:4月10日(水)

■病院に到着:10時

■診察券の発行:10時20分~10時30分

■問診票の記入:10時30分~10時40分
 

新型出生前診断(NIPT)に関する1回目のカウンセリング

名古屋市立大学病院の受付と同じ3階にある産科婦人科の待合室で待つこと1時間50分。

産科婦人科-名古屋市立大学病院
 

ようやくnanaの番号が呼ばれ、夫と共に診察室に入ろうとしたら、先生から「奥さんだけでお願いします」と言われ、夫は「えっ、せっかく来たのに?」と困惑気味。

診察室では、「先生から自然妊娠かどうか?」、結婚した年齢、分娩場所、病歴、アレルギーなどを聞かれ、新型出生前診断(NIPT)については何も説明がありませんでした。
 
■カウンセリング:12時30分~12時40分

体重と血圧の測定

診察室の近くにある体重と血圧を測ります。

周りには先生も看護婦さんもおらず、機械からは測定結果の用紙も出てこないため、自分でメモを取る必要があります。

血圧測定-名古屋市立大学病院

体重測定-名古屋市立大学病院
 
■体重と血圧の測定:12時40分~12時45分
 

尿検査

名古屋市立大学病院は大きいため、尿検査をするために北病棟の2階へ移動する必要があります。

受付に産科婦人科でもらった書類を提出しトイレへ。

夫も「ついでに僕もトイレに行きたい」と言っていましたが、どうやらこのトイレは尿検査の人専用のようでした。

トイレ内にある棚に尿を置きトイレを出た後には、外来診療棟の3階にある受付に「〇〇ですけど、尿検査終わりました」と伝え、産婦人科の待合室で診察まで待ちます。
 
■尿検査:12時50分~12時55分

新型出生前診断(NIPT)に関する2回目のカウンセリング

名古屋市立大学病院に到着してから約3時間が経過し、尿検査が終わってから1時間以上、待ってもなかなか呼ばれません。

長時間待つ

「初診だから時間がかかる」ということは予想していましたが、それにしても待ち時間が長いのです。

産科婦人科には多くの妊婦さんが来ます。新型出生前診断(NIPT)のカウンセリングを受ける人は10週目~12週目ぐらいの妊婦さんです。

妊婦さんによっては長時間待たされるために体調が悪くなってしまう人もいると思います。

長時間同じ姿勢だと身体にも、赤ちゃんにもよくありません。

先生は忙しく、人数も足りていないんだと思いますので、病院で働いている人に責任はありません。

病院のシステムとして、長時間待たなくてもいいシステム、長時間待つ必要があれば最低でも「だいたい何時ごろの診察になる」という情報は教えてほしいものです。

nana以外にも新型出生前診断(NIPT)のカウンセリングを受けにきた妊婦さんもいて、とても辛そうに待っていました。

カウンセリング開始

尿検査から約1時間30分後、2回目のカウンセリングに呼ばれ、夫と一緒に新型出生前診断(NIPT)についての説明を聞きました。

  • 3種類の染色体異常(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)のみを検査する
  • 血液はアメリカに送られて検査
  • 費用は20万円ぐらい
  • 陰性の場合は99%の精度
  • 陽性の場合は羊水検査を受ける必要がある
  • 羊水検査について(多くの染色体を調べる、費用は約8万円)

 
一通りの説明が終わった後、地元の産婦人科と同じように別室に入り超音波検査をし、赤ちゃんが順調に育っていることを確認しました。

受け取った書類

新型出生前診断(NIPT)についての書類をたくさん渡されました。

  • 母体血胎児染色体検査についてのお願い
  • 「ヒト遺伝子研究」説明文書
  • 羊水検査・絨毛検査、その他の胎児由来細胞・組織の採取と分析に関する説明
  • 遺伝子解析研究への協力についての意志の確認書
  • 遺伝子解析研究についての意志(撤回・変更)申出書
  • 無侵襲的出生前遺伝学的検査に関する調査へのご協力のお願い
  • 母体血胎児染色体検査の遺伝カウンセリングを受けられた妊婦さんへのアンケート1
  • 母体血胎児染色体検査の遺伝カウンセリングを受けられた妊婦さんへのアンケート2

 
次回の予約までに書類を読んで、アンケートを記入しておく必要があります。

書類についての詳細はこちらのページをご覧ください。

次回の予約

先生から「新型出生前診断(NIPT)を本当に受けるかどうか」を確認され、12日後の4月22日(月)に検査の予約を取りました。
 
■カウンセリング:14時30分~15時

診察料の支払い

外来診療棟の1階(診察券を発行したところ)にある会計に並び、診察料を支払います。

領収書-名古屋市立大学病院
 
■診察料:3,500円
 

この日は朝食を軽く食べただけなので、2人とも空腹でフラフラでした。

近くのモスバーガーに行き、かなり遅めのランチをしましたが、信じられないほどたくさん食べたのは言うまでもありません。