七夕の日が近づくと、保育園や幼稚園から短冊を持って帰ってくるお子さんもいるのではないでしょうか?
私も娘が園から宿題としてもらってきた短冊に、願い事を娘から聞き出しながら代わりに書いてあげたりしているのですが、いつも「なんで5枚もあるのかな?しかも毎年色が同じ。」と不思議に思っていました。
すると年長の娘は「ママ~。全部かわいい色の紙(短冊)だといいのに、なんで紫とか青もあるんだろうね?」と不思議顔。
そして5色分の願い事を娘は考えることができず、私から習い事のことを書いてみるように促したり、園でのお友達とのことを書くように言ってみたりと本当に大変!
今回は娘も疑問に感じた短冊の色の違い、保育園児や幼稚園児を持つママやパパの願い事の書き方例について、まとめてみました。
七夕の短冊の色ごとの願い事、保育園児や幼稚園児の代わりに親が書く例文は?
七夕の短冊は古代中国の陰陽五行説に基づいた色となっていて5色あり、「五行」には孔子(中国の儒教者)が説いた「五徳(仁・礼・信・義・智)」があてはめられています。
それぞれの色の五行と五徳はこちらです。
- 青(緑)の短冊→木行「仁」
- 赤(桃)の短冊→火行「礼」
- 黃の短冊→土行「信」
- 白の短冊→金行「義」
- 黒(紫)の短冊→水行「智」
「黒」は日本では縁起の良くない色ということで使われなくなり、代わりに古くから高貴な色と言われていた「紫」を使うことも多くなっていると言われています。
それでは、それぞれの短冊の色にあった願い事について詳しくお知らせしますね。
青(緑)の短冊:「仁」の意味と願い事の例文
青(緑)の短冊:「仁」の五徳の意味と保育園児や幼稚園児向けの例文について紹介しますね。
「仁」の五徳の意味について
「仁」には「真心」や「誠実」、そして「思いやり」の心を持って人と接すること、とあります。
青(緑)の短冊には、人としての成長や向上を意味しているので、それに関連した願い事がいいみたいですよ♪
保育園児や幼稚園児向けの例文紹介
青(緑)の短冊の例文を紹介します。
- 「○○ちゃん・くん(兄弟姉妹)と仲良くできますように」
- 「△△(嫌いな食べ物)が食べられるようになりますように」
- 「□□(苦手なことや練習中のこと)ができるようになりますように」
赤(桃)の短冊:「礼」の意味と願い事の例文
赤(桃)の短冊:「礼」の五徳の意味と保育園児や幼稚園児向けの例文について紹介します。
「礼」の五徳の意味について
「礼」には「礼儀」や「礼節」とあり、親や目上の人を敬い、節度を持って接することで人間関係を円滑に維持するとあります。
赤(桃)の短冊には、日頃からお世話になっているおじいちゃんやおばあちゃん、先生、パパやママへの感謝の気持ちを込めた願いごとなどがいいみたいです♪
保育園児や幼稚園児向けの例文紹介
赤(桃)の短冊の例文を紹介します。
- 「おじいちゃん・おばあちゃんが元気に長生きしますように」
- 「先生、いつも優しくしてくれてありがとう」
- 「パパとママがずっと仲良しでいられますように」
黃の短冊:「信」の意味と願い事の例文
黃の短冊:「信」の五徳の意味と保育園児や幼稚園児向けの例文について紹介します。
「信」の五徳の意味について
「信」には嘘偽りのない言葉・行動から得られる「信用」や「信頼」、そして常に「誠実」であるということとあります。
黃の短冊には、お友達に関連する願い事がいいみたいです♪
保育園児や幼稚園児向けの例文紹介
黃の短冊の例文を紹介します。
- 「お友達に優しくなれますように」
- 「お友達みんなと仲良くできますように」
- 「たくさんお友達ができますように」
白の短冊:「義」の意味と願い事の例文
白の短冊:「義」の五徳の意味と保育園児や幼稚園児向けの例文について紹介します。
「義」の五徳の意味について
「義」には私利私欲にとらわれないで、「正義」の心を持って人と接し、行動することや、「規則」・「義務」を守ることとあります。
白の短冊には、「正義心」を表す願い事や、「規則」・「義務」を守るということに関連した願いごとがいいみたいです♪
保育園児や幼稚園児向けの例文紹介
白の短冊の例文を紹介します。
- 「困っているお友達をすすんで助けてあげられますように」
- 「朝寝坊しませんように」
- 「忘れ物をしないように自分でお支度できますように」
黒(紫)の短冊:「智」の意味と願い事の例文
黒(紫)の短冊:「智」の五徳の意味と保育園児や幼稚園児向けの例文について紹介します。
「智」の五徳の意味について
「智」にはいろいろな経験や体験を経て培った「知識」により、人や物事の良し悪しを正しく判断することができるようになる「智徳」が得られるとあります
黒(紫)の短冊には、「学業」に関連することで、「学業向上」や「学業成就」などの願い事がいいみたいです♪
保育園児や幼稚園児向けの例文紹介
黒(紫)の短冊の例文を紹介します。
- 「ピアノ・サッカー(手習い事)が上手になりますように」
- 「お絵かきが上手になりますように」
- 「絵本がたくさん読めるようになりますように」
今回は、七夕の短冊の色による違い、保育園児や幼稚園児に代わって親が願い事を書くときの例を紹介しました。
七夕の五色の短冊にはそれぞれこのような意味がありましたね。
- 青(緑)の短冊→木行「仁」
- 赤(桃)の短冊→火行「礼」
- 黃の短冊→土行「信」
- 白の短冊→金行「義」
- 黒(紫)の短冊→水行「智」
七夕の短冊を保育園児や幼稚園児に代わって書くのは、本当に大変ですよね。
今回の例を参考にお子さんと楽しく短冊を書いてみてくださいね。
ちなみに私は娘から聞きだした願い事を書いたあと、娘に好きなようにそこに絵を描かせたり、シールを貼らせたりして少しでも楽しく七夕を迎えられるようにしています(*^^*)。
笹の葉に揺れる、一緒に書いた短冊を見ながら、楽しく会話できるといいですね。
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