おなかの中の赤ちゃんの成長を助けるためにはすべての栄養素をバランスよく摂る必要がありますが、中でも積極的に摂りたい栄養素があります。
カルシウム
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯の成長に必要です。
ママからおなかの中の赤ちゃんには毎日150mgものカルシウムが与えられますので、カルシウムが不足すると赤ちゃんが少ないカルシウムを吸収してしまい、ママの骨が弱くなってしまうこともあります。
食品によって吸収率が異なりますので、効率よく摂りましょう。吸収率は乳製品が40%、小魚が30%、野菜が19%です。
体内にあるカルシウムの99%は骨に含まれています。
1日の推奨摂取量(妊婦中):900mg(ミリグラム)
成人した男性の推奨摂取量:650mg~900mg
成人した女性の推奨摂取量:600mg~700mg
カルシウムが含まれている食べ物
牛乳(1カップ・230mg)、プレーンヨーグルト(1カップ・250mg)、干し海老(大さじ2杯・120mg)、豆腐(半分・180mg)など。
食物繊維
多くの妊婦さんを悩ませる便秘。妊娠するとホルモンの影響で腸の働きが弱くなり、子宮で大腸が圧迫されてしまいます。
妊婦さんの便秘は運動をしたり、マッサージをしてもなかなか改善しません。
辛い便秘から解放されるために食物繊維をたっぷり摂りましょう。
1日の推奨摂取量(妊婦中):20~25mg(ミリグラム)
成人した男性の推奨摂取量:19g以上
成人した女性の推奨摂取量:17g以上
食物繊維が含まれている食べ物
ごぼう(半分・5g)、ひじき(煮物1食分・3.5g)、アボガド(半分・3.7g)、菜の花(半分・3.7g)など。
DHA
DHAは脳の組織や目の網膜を構成する成分です。
おなかの中の赤ちゃんの脳の発達にとって大切な栄養素です。
1日の推奨摂取量(妊婦中):1g~1.5g(ミリグラム)
成人した男女の推奨摂取量:1g~1.5g
DHAが含まれている食べ物
豚肉(100g・10mg)、鶏肉(100g・6mg)、イワシ(1匹・50g)、ブリ(半分・40g)、さんま(1匹・60g)など。
コメントを残す