妊娠後期に入ったら、出産の準備(身体の準備&心の準備)も始めていきましょう。

今、妊娠している人も、これから妊娠するかもしれない人にも役立ってもらえれば嬉しいです。

nanaの体験談から基づいた出産の流れをご紹介します。

分娩第1期の流れ

規則的な陣痛が始まり、子宮口が開いていくまでどのような経緯で進むのでしょうか。

分娩の進み方、子宮収縮、呼吸法、過ごし方などお伝えします。

第1段階

子宮の収縮

8~10分間隔の陣痛が20~30秒続くころ、子宮口は0~3㎝開いていきます。

呼吸法は深呼吸をします。ゆっくりと鼻で息を吸い、ゆっくりと口から息を吐き出しましょう。

分娩の流れ

このころ赤ちゃんは骨盤の産道に沿って横向きになり、徐々に骨盤内に入ってきます。

あごを胸につけてうつむいたような姿勢になっています。

第2段階

子宮の収縮

5~6分間隔の陣痛が30~40秒続くころ、子宮口は4~7㎝開いていきます。

呼吸法は深呼吸をしていきます。

おへその下を両手で押すようにして、フーとゆっくり長く口から息を吐き出します。

吐ききったら、お腹を膨らませるように鼻で素早く吸います。

陣痛が収まるまで繰り返し、深呼吸で終わります。

分娩の流れ

赤ちゃんは身体を小さくかがめて陣痛に合わせて徐々に骨盤内を下りていきます。

ママの背中側に向かって回転しながら下がります。

第3段階

子宮の収縮

1~2分間隔の陣痛が40~60秒続くころ、子宮口は8㎝くらい開いた状態となっています。

呼吸法はまず深呼吸をし、どうしてもいきみたくなる時、フーと吐いた終わりに少しだけ「ウン」と軽くいきみます。

そしてまた深呼吸をしましょう。

分娩の流れ

このころ赤ちゃんは始まりからちょうど90度回転して完全にママの背中側を向く姿勢であごを徐々に胸から離して出口に向けて頭から進んでいきます。
 

過ごし方

身体に負担がかかってはいけませんが、できるだけお産が進む過ごし方をしましょう。

どんどん歩きましょう

特に第1段階のときは、寝て待っていてもお産は長引くだけです。

どんどん歩いて、お産を進めましょう。

呼吸法

陣痛の波に合わせて呼吸できると、痛みに意識が集中することなく、赤ちゃんに大事な酸素をあげられます。

CDなどを聴きながら

胎教・イメジェリーの時やリラックスする時に聴いていたBGM、または大好きな音楽などを聴いたりして、リラックスして過ごします。

お腹の赤ちゃんをイメージする

頑張っているのはママだけじゃなく、赤ちゃんも狭い産道を一生懸命通って頑張っています。

可愛い赤ちゃんを思い浮かべて乗り切りましょう。

あぐら座りで過ごす

陣痛が強くなって歩けなくなったらあぐら座りで過ごしましょう。

処置・検査

病院に到着してからすぐに分娩する訳ではなく、検査や病室で赤ちゃんの様子を確認します。

入院

入院後は問診、内診、検温(体温・血圧測定など)、入院に関するオリエンテーションなどを行います。

分娩監視装置で陣痛と赤ちゃんの状態を確認します。また、必要に応じて浣腸をすることもあります。

病室→陣痛室→分娩室

適宜内診を行い、お産の進行状況により分娩監視装置で赤ちゃんの状態を確認します。

また、お産の進行状況により、病室から陣痛室へ移動します。

陣痛室では、適宜内診を行い、お産の状況により分娩監視装置で赤ちゃんの状態を確認します。

また、お産の進行状況により、陣痛室から分娩室へ移動します。
 

分娩第1期ではとにかく陣痛を乗り切るコツが必要です。

辛い陣痛をいかに乗り切るのか、事前に好きな音楽を用意してみたり、パパに背中をさすってもらいたいようであればどこが気持ちいいのか一緒に探したりしてみましょう。

また、アロマなども人によっては落ち着くものの一つのようです。

自分なりの陣痛の過ごし方をイメージして準備を前もってしておきましょう。