妊娠後期に入ったら、出産の準備(身体の準備&心の準備)も始めていきましょう。

今、妊娠している人も、これから妊娠するかもしれない人にも役立ってもらえれば嬉しいです。

nanaの体験談から基づいた出産の流れをご紹介します。

分娩第3期の流れ

無事に出産を終えた後の子宮はどのように変化していくのでしょうか。

また、その際呼吸などはどうなるのでしょうか。

さらに分娩の進み方、子宮収縮、呼吸法、過ごし方などをお伝えします。

子宮の収縮

子宮は軽い収縮を繰り返します。

呼吸法は軽いいきみ感がありますが、いきまず深呼吸をして楽にしましょう。

分娩の流れ

赤ちゃんの誕生後、再び軽い陣痛が起こります。

今まで赤ちゃんの栄養補給、成長に欠かせなかった胎盤が子宮壁から剥がれ、5分から15分かけてゆっくりと胎盤が出てきます。

過ごし方

誕生直後の処置がすんだら赤ちゃんがママのところにやってきます。

お腹の上に敷かれたシートにくるみ、しっかり赤ちゃんを抱っこしてあげましょう。
 

分娩第4期

赤ちゃんも胎盤も出てきたあとはどのように処置がされる、過ごしていけばいいのでしょうか。

ここでは子宮収縮、過ごし方、処置・検査などについてお伝えします。

子宮の収縮

まだ軽い収縮が続きます。

産後8日間くらいは子宮が元に戻るための収縮を起こすため、下腹痛を感じます。

これは後陣痛(あとばら)と言い、経産婦の方は強くなります。

過ごし方

産後の処置を行い、産院・病院によって違いますが分娩室でそのまま2時間安静にします。

赤ちゃんを抱っこしたり、おっぱいを吸わせたりします。

処置・検査など

お産の状況に応じて、会陰切開あるいは会陰裂傷の縫合、導尿(膀胱をカラにして子宮収縮を妨げないようにします)、全身清拭・更衣をします。

分娩第4期をもって分娩は終了します。

分娩後はママもかなり心身ともに疲労があると思いますので、赤ちゃんにばかり気がいってしまいがちですが、まずは体力の回復に努め、しっかり休みましょう。

その後産院・病院によってはトイレを兼ねた歩行の練習が始まったり、しばらくしてから赤ちゃんへの初回授乳(またはミルク)をしたりします。
 

産後は産褥期が始まります。

母体が妊娠前の状態にもどるまでにおおよそ6~8週間かかります。

分娩という大役を済ませた喜びのある一方で、心身ともに疲労が残って不安定な時期です。

より充分な睡眠、栄養をとり、産後の回復につとめましょう。